1.福祉教育とは
福祉教育は、子どもを対象とした学校教育だけでなく、大人も含めた全世代を対象として、「共に生きる社会を実現するための担い手づくり」を目標に行われる教育活動のことです。
福祉教育では、身近な地域に暮らす障害のある方や高齢者など様々な人と関わり、学ぶことを通して、他者とのコミュニケーション力を高めたり、やさしさや思いやりの心を育みます。同時に、出会いや関わりを通して、自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることのできる態度や行動の育成を図ります。
福祉教育を実践することで、人の気持ちに共感できる力や自分の考えを表現する力、考えを共有し実行につなげていく力という「共に生きる力」をつけていき、現実の地域福祉課題の解決を実践できる主体形成につながっていきます。
2.とちぎ福祉教育研究会
@ 研究会について
とちぎ福祉教育研究会(以下、「研究会」という)は、栃木県内の社会福祉協議会職員や高等学校、大学等の教育関係者の有志で組織し、福祉教育についての研究・協議やセミナー・研修会の企画等をとおし、福祉教育の推進を図っています。2006(平成18)年度から、3年を1期として設置されています。
A 「とちぎ版福祉教育ハンドブック〜育てよう!未来(あす)へのチカラ〜」
2011(平成23)年に研究会で発行した福祉教育ハンドブック。このハンドブックでは、福祉教育を「子どもの豊かな成長を促すため」「地域福祉を推進するため」の二つの側面から、全世代を対象に実践されるものとして、理論や実践方法を提示し、福祉教育推進の指針を示しています。
※こちらからダウンロードできます。
B 「とちぎ版福祉教育事例集〜遊びあい・学びあい・支えあい〜」
2018年(平成30)年に研究会で発行した福祉教育事例集。この事例集は、社協職員はもちろん、学校関係者や地域福祉活動の実践者の方々にも活用していただけるものとして、県内各地で実施される福祉教育の取り組み事例を取り上げています。
※こちらからダウンロードできます。
C とちぎ版福祉教育研究会発「こどもたちに分かりやすい福祉教育動画」
動画を視聴し、車いすユーザーのふだんの暮らしぶりを知ることで、自分の暮らしとリンクさせ、身近に感じてもらうことを目的としています。
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