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栃木県社会福祉協議会
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こども向けのページ(聴覚障害について)

〇聴覚障害ってどんな障害?

 聴覚障害とは、耳が聞こえない、あるいは耳が聞こえにくいことです。「全く聞こえない人」「小さな音が聞こえない人」「音は聞こえても何の音かわからない」など聞こえの程度はさまざまです。
 また、生まれつき聞こえない人、病気やケガで聞こえなくなった人、年をとるにつれて聞こえにくくなった人など、人それぞれです。聞こえなくなった時期、聞こえの状態(音の判別が出来るかどうか)、聴力によって、「ろう者」、「中途失聴者」、「難聴者」 など区分があります。

〇聞こえないってどんな事?

 皆さんは普段耳から音を聞いています。例えばお母さんのやさしい声、虫の鳴き声や川のせせらぎ、車の走る音など。それらは言葉であり、情報であり、生活の中の音です。
 聴覚障害者は、それらを聞くことができません。自分で話したことばも聞くことができません。
 聞こえないことは見た目ではわからないので、話しかけられたときに無視していると思われるなど、様々な誤解を受けてしまうことがあります。

〇コミュニケーションについて

 コミュニケーションの方法は、聴力によって決めるのではなく、その人の聞こえなくなった年齢、受けた教育や家庭環境などによって、人それぞれ違います。
 場所や目的に合わせた方法を選ぶことができます。

@【口の動きで伝える】
 口話は相手の口の動きを読み取る方法です。口の動きが分かるように正面からはっきり話してください。

A【文字で伝える】
 筆談や空書(そらがき)は文字を書く方法です。読みやすく、短い言葉ではっきりと。(いつ・どこで・だれが・何を・どうするか)

B【手話で伝える】
 手話は手の動きや口の形、表情、身体の動きなどで伝え合うことばです。他にも、ジェスチャー(身ぶり)もありますね。
 一番大切なのは、伝えたい、伝えようというという気持ちです。まずは思い切って話してみてください。

〇考えてみましょう

 皆さんのお家の近くに耳の聞こえない人はいませんか?
 大きな地震や近所に火事などの災害があったとき、サイレンや指示などが聞こえないため、避難が遅れて命を落としてしまうこともあります。
 また、駅や乗り物などで緊急の放送があっても聞こえず情報を得ることができません。
 災害のとき、またふだんの生活の中で、自分はどんなお手伝いが出来るでしょうか。皆で話し合ってみてください。

〇表現してみましょう